詳しく知りたい、試しに使ってみたい、カスタマイズについてなど、お気軽にお問い合せください。
汎用小型観測フロート Multipurpose Observation Float(MOF)
海中を自動で昇降し観測を行うフロート。CTDセンサを搭載し、海中の塩分、水温、水深を観測します。
比較的小型軽量で、取り扱いやすいことが特徴です。観測データは、浮上時に自動で発信され、陸上にて受信することができます。
観測深度、データ取得頻度等、目的に合わせて最適な観測シーケンスを構築可能です。また、搭載するセンサは、用途に応じてカスタマイズが可能です。漂流させて観測する他、水深の浅い場所では簡易的に係留し定点観測も可能です。回収して再利用することができます。
観測可能深度 | 500m |
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観測項目 | 電気電導度、水温、水深(標準) その他観測実績:照度、溶存酸素、波浪、FRRF |
通信方式 | 2.4GHz無線通信(設定用) イリジウムSBD通信(遠洋) 4G LTE通信(沿岸) |
バッテリー | リチウムイオン電池(充電用)or リチウム一次電池(長期観測用) |
サイズ/重量 | 全長940mm/重量7.8kg |
連続稼働時間 | 1年以上 |
電気伝導度 | 0-7 S/m | |
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初期精度 | ±0.005 S/m | |
分解能 | 0.00001 S/m | |
水温 | 初期精度 | ±0.005℃ |
分解能 | 0.0001℃ | |
水深 | 観測可能深度 | 500m |
初期精度 | ±0.1% Full scale |
※オフショアテクノロジーズ製CTDセンサ(JES10mini)搭載時
■ データ例
水深100mから海面までをMOFでCTD観測した際のサンプルデータ
■ 使用方法事例
- ・Deploy
- 投入後、自動で潜航し、任意の水深となったら浮上しながら観測データを取得します。フロートは漂流しながら観測を続けます。
観測深度、データ取得頻度等、目的に合わせて最適な観測シーケンスを構築可能です。
- ・Drift
- 海面に浮かぶブイから垂らしたロープに沿って潜航/浮上させます。
ブイには海上観測用のセンサ等を搭載することが可能で、海面上、海中の同時観測が可能です。
- ・Mooring
- 下にアンカーを取り付け、アンカーから海面に伸ばしたロープに沿って潜航/浮上させます。
これにより簡易的に係留し、定点観測を行うことが可能です。フロートは回収して繰り返し使用できます。
■ 設定用アプリ
日本語のUIを備えた専用の設定アプリ「BXconnect」(Windows対応)が付属します。
BXconnect操作画面